研究者向け

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貸与した南極隕石試料の取扱いについて(2021/2/15)

 

  • 貸与した南極隕石試料を、研究代表者や共同研究者(研究計画書「NIPR Research Program for Antarctic Meteorites」に記載された研究者)以外への配布(いわゆる「又貸し」)は固くお断りします。
  • 研究期間の終わる前に試料の返却をお願いします。研究期間の過ぎた試料は速やかに返却ください。また試料の保管状況については常時確認して下さい。
  • 研究計画を変更する場合(分析方法の変更、共同研究者の変更、研究期間の延長など)は、事前に連絡と相談をお願いします。追加の研究計画書あるいは新規の研究計画書をお願いする場合があります。
  • 南極隕石試料を大型プロジェクト(機関主導のプロジェクトなど)に利用される場合は個別にご相談下さい。
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    申請方法および配分

    南極隕石ラボラトリー所蔵の南極隕石を用いて研究したい場合は、研究計画書を提出する必要があります。研究計画書は以下のリンクからダウンロードし、記入したものを電子メールに添付して提出して下さい。メールアドレスは申請書に記載されています。特別な分析が必要な場合は、事前にキュレーターにご相談ください。

    試料の配分の可否は、隕石の元重量や希少性に基づいて、キュレーターの判断により配分されます。場合によっては、審査計画は外部の研究者により査読される場合があります。


    試料の取り扱い

    研究計画が認められた場合、隕石試料は、研究代表者に配分されます。研究組織、分析手法やテーマが大幅に変更された場合、キュレーターに了承を得る必要があります。場合によっては、追加研究計画書を提出する必要もあります。


    試料の返却

    研究が終了したら、試料は速やかにご返却ください。破壊分析の場合でも、残った試料は返却して頂きます。


    研究成果の公表について

    研究成果を公表した場合、南極隕石ラボラトリー宛に、電子ファイルを送付してください。また、南極隕石ラボラトリーから試料提供を受けた旨を謝辞に記載してください。


    隕石処理施設の利用について:

    隕石処理施設は共同利用機器ではありませんが、特殊な試料準備が必要な場合、薄片や隕石本体の試料を観察したい場合など、キュレーター立ち会いの下、利用できる場合があります。詳細は、キュレーターにご相談ください。


    南極隕石シンポジウム

    南極隕石ラボラトリーでは、1976年から年に一度、南極隕石シンポジウムを開催しています。例年、年に一度、国立極地研究所が開催する「極域科学シンポジウム」と同時開催されます。

    南極隕石シンポジウムでは、南極隕石を用いた研究が発表され、国内外から多くの研究者が集まります。

    国立極地研究所から配分された南極隕石を用いた研究結果は、このシンポジウムで発表することが強く推奨されています。また、毎回1-2名の、著名な研究者が招待され、講演が行われます。


    出版物


    Meteorite Newsletter


    南極隕石シンポジウム予稿集


    Antarctic meteorite research


    Proceedings of the NIPR Symposium on Antarctic Meteorites


    Polar Science

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    南極隕石ラボラトリー

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    国立極地研究所 極域科学資源センター

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