研究者向け
研究者向け
申請方法および配分
南極隕石ラボラトリー所蔵の南極隕石を用いて研究したい場合は、研究計画書を提出する必要があります。研究計画書は以下のリンクからダウンロードし、記入したものを電子メールに添付して提出して下さい。メールアドレスは申請書に記載されています。特別な分析が必要な場合は、事前にキュレーターにご相談ください。
試料の配分の可否は、隕石の元重量や希少性に基づいて、キュレーターの判断により配分されます。場合によっては、審査計画は外部の研究者により査読される場合があります。
試料の取り扱い
研究計画が認められた場合、隕石試料は、研究代表者に配分されます。研究組織、分析手法やテーマが大幅に変更された場合、キュレーターに了承を得る必要があります。場合によっては、追加研究計画書を提出する必要もあります。
試料の返却
研究が終了したら、試料は速やかにご返却ください。破壊分析の場合でも、残った試料は返却して頂きます。
研究成果の公表について
研究成果を公表した場合、南極隕石ラボラトリー宛に、電子ファイルを送付してください。また、南極隕石ラボラトリーから試料提供を受けた旨を謝辞に記載してください。
隕石処理施設の利用について:
隕石処理施設は共同利用機器ではありませんが、特殊な試料準備が必要な場合、薄片や隕石本体の試料を観察したい場合など、キュレーター立ち会いの下、利用できる場合があります。詳細は、キュレーターにご相談ください。
南極隕石シンポジウム
南極隕石ラボラトリーでは、1976年から年に一度、南極隕石シンポジウムを開催しています。例年、年に一度、国立極地研究所が開催する「極域科学シンポジウム」と同時開催されます。
南極隕石シンポジウムでは、南極隕石を用いた研究が発表され、国内外から多くの研究者が集まります。
国立極地研究所から配分された南極隕石を用いた研究結果は、このシンポジウムで発表することが強く推奨されています。また、毎回1-2名の、著名な研究者が招待され、講演が行われます。
出版物
Meteorite Newsletter
南極隕石シンポジウム予稿集
Antarctic meteorite research
- Antarctic meteorite research
No.10(1997)~No.19(2006)
Proceedings of the NIPR Symposium on Antarctic Meteorites
- Proceedings of the NIPR Symposium on Antarctic Meteorites
No.1(1988)~No.9(1996)